最近読んだ本は? [本]
今日の本の感想は、ちょっぴりダークめです。
チカカも5月病?感染するかもしれません・・・。
まずは読書会から回ってきたこんな本。
ばななちゃん自身が出産を経験したから、それを題材した本が描きたかったのかしら?
主人公が子供を産むまでの文章は、「そうそう・・・。」なんて思うとこがたくさんありました。
『こんなに淋しい家族がこの世にはたくさんあるのだろうか?そんなにも他人を受け入れがたい
人たちでも、やはり淋しくて家族を作ってしまう。そのこともとても不思議に思えた。』
『そして私の人生はいつもそうだった。いつでもさっきまでいっしょにいた人たちの声が、
海鳴りのように耳に残っていた。気付くと、いつでも移動中の車の中にいて、
思い出で胸がはりさけそうになっていた。』
でも、私は主人公みたいに『自分をなくして開かれた心で世界を見つめ』てないなぁ。。。
『ほんとうにおそろしいのは、自分が自分でいっぱいになってしまって、その孤独で
のたうちまわることだ・・・。』 、なのに・・・。
そして、子供が生まれてからの描写や気持ちはさっぱりわからないなぁ、と。
経験のないことはわからんなぁ。
それにしても・・・村上春樹にしても、ばななちゃんにしても
「どうして子供が出来ないんだろう?小説だから??」って、
読みながら、昔から、ずーーーと思ってたんですが。
その固定概念をみごとに打ち崩されました。
越智啓子さんの講演会で、「この本はおすすめ・・・」とおっしゃってました。
図書館で予約して、やっと借りることができました。
ストーリーは・・・
親から「生むんじゃなかった」と精神的虐待を受けた主人公が
優しい祖父母に見守られて生き生きとした自分を取りもどしていく。
通っている学校ではイジメが発生。その時、主人公は・・・といった内容です。
小説としての文章は、あんまり上手くないと思います。
道徳の本に載ってそうな文体かな・・・。
善悪のキャラ分けがはっきりしているのも気になります。
(そうじゃないキャラもいるけど、ほとんどがクッキリはっきり。)
主人公は、賢くて、優しくて、勇敢な女の子。
だからでしょうか、感情移入しにくいよ・・・。
物語の最後は、タイトル通りに終わるのですが・・・。
「世の中、そんなに甘くないわよ・・・。」と思うチカカはちょっとすれてるんでしょうか・・・。
「自分が変われば周りも変わる。」は成り立たない。
「自分が変われば、少し生きやすくなるだけ。」と思う今日この頃。
- 作者: 萩野 貞樹
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/09
- メディア: 文庫
基本の敬語の考え方は、同じだと思います。
自分で使おうと思っても、上手く使えないし、
日本語ボランティアで聞かれて困る質問のひとつでもあります。
尊敬語は、話し手が、話題の人を上位とする場合。
謙譲語は、話し手が何者かと他の何者かとの間の上下関係をとらえた場合。
図も付いているので理解しやすかったです。
でも、話したい内容をさっと頭の中で図にして言葉に変換する自信はないし、
世の中ヘンな敬語が当然のように出回っているし。
「やっぱり、敬語は難しいわ~。」と思うのが正直なところです。
「言われる」とか、「来られる」、という「られる」を使うのを止めること。
『受身文』に聞こえちゃいますもんね~。
チカカも、それは薄々思っていたので。。。
あと、
「ないです。」は、ほんとは誤った文章です。
形容詞に『です』は付けないんですって。普通にしゃべっちゃいますけどね~。
でも、「申し訳ないです。」と言われて違和感を感じる感覚はあながち間違いじゃないのかも。。。
その下に、何と!金箔が散らしてあります。
底までスプーンを入れると、下はクリームのような真っ白な層が・・・。
先輩からご馳走になりました。